メタキーワードはSEOに効果が無い?

メタキーワードについて

メタキーワードとは

meta keyword(メタキーワード)とは、自身が提供する事業やサービスに関連する言葉や単語、ユーザーが検索を行う際によく使いそうなワードを「キーワード」としてホームページに内部的に設定するタグのことです。

住宅メーカーのキーワード例
「一戸建て,戸建て,分譲地,分譲住宅,リノベーション,リフォーム,間取り,見積」
車メーカーのキーワード例
「車,乗用車,軽自動車,ディーゼル車,ハイブリッド,EV,新車販売,中古車販売」
このような感じです。

メタキーワードは効果が無い

以前は、メタキーワードの設定はSEO対策において重要だと考えられていましたが、現在では、メタキーワードの設定は意味がないとされています。それは、Googleが「検索順位を決める要因ではない」ことを公式に名言したからです。
引用:Google検索セントラルブログ 

無効となった経緯

メタキーワードの効果がなくなった経緯としては以下の2点が挙げられます。

悪質な使われ方が横行した

以前のGoogle検索エンジンは、メタキーワードを検索結果の順位決定に活用していました。つまり、「メタキーワードを設定さえしておけば、検索結果の上位に表示させることが出来た」のです。そのため、上位表示目的のキーワードを詰め込んだだけの、内容や品質が低く、ユーザーの欲する情報とは違うコンテンツのページなどが検索結果の上位に出るようになってしまいました。そのためGoogleは、メタキーワードを重視しないと決定しました。

検索機能が向上した

以前の検索エンジンは精度が低く、ページ内の情報やコンテンツの質を判断することが出来ませんでした。しかし、現在の検索エンジンは進化しており、ページ内に書かれているタイトル(見出し)や文章の内容など、ページ内の情報を詳しく汲み取り判断することで、検索結果に反映するようになりました。

メタディスクリプションのメリット

キーワードはメタディスクリプションに

meta description(メタディスクリプション)とは、検索を行った際に「検索結果ページ」に表示される短い文章のことです。そのページがどんな内容で、どんな情報を含んでいるかをユーザーに簡単に伝えることができます。

実は、メタディスクリプションもキーワードと同じく「文章の有無や内容が検索順位に直接作用することはない」とGoogleに名言されているのですが、間接的なSEO効果が期待できます。

クリック率の向上

ページの内容を紹介することで、ユーザーのクリックを促します。そして、この文章に「検索でよく使われそうなキーワード」を混ぜることで、ユーザーは「このページには欲しい情報があるかもしれない」と思い、クリックする確率が高まります。

クリック率が高まることで、Googleが「ユーザーに人気のあるページ」と判断し、検索結果に反映する可能性があります。

Googleにページ内容を伝える

ディスクリプションを設定することで、Googleにページの内容を伝えることが可能です。

Googleがウェブサイトの巡回(クロール)を行う際に、どんなページなのかをGoogleが判断・理解するときに、ディスクリプションが役に立つことが示唆されています。
引用:メタディスクリプションタグのメリット